最近、久しぶりに釣りに行きだし、かつての釣りボーイ時代が蘇って、暇さえあれば「釣りいきますか？」「釣りでもいきますか？」と呪文のように唱える井上雄一朗でありますが、日曜日にも行ってきました。

今回は、芦北町！

太刀魚の有名な町ですが、釣りポイントも多い地域で、何気なく先週の新聞を読んでいたら釣り紀行文があって、これは鹿児島での釣りについて書いてあったものなんですが、各地方の潮の時間や各地域の釣り情報などもあったので、何気なく見ていました。

「今度は芦北ですね！」と言い出すまでに時間もかかることはなく、芦北は水俣の手前で水俣の先は鹿児島県になるから遠いっていえば遠いなぁと思いつつも、まぁ天草ばかりってのもアレだし、芦北かなぁと（笑）

出発は午前2時過ぎ。
なかなか面白い事件がありました。

新聞には、芦北地域の釣り情報については、地元の「てんぐや釣り具店」の情報として色々掲載してあったので、芦北に到着後、国道3号線沿いにある「てんぐやや釣具店」で情報収集です。

てんぐや釣具店さん、ゴメンなさいねぇ。仕掛けとかエサとかは、既に「山本釣り具センター宇土店」で購入済みだったのですよ。今度はてんぐやさんで購入しますから。

芦北まで来ると、方言も少し変わって鹿児島地方というか、そういう言葉になりますね。
柔らかい言葉使いです。熊本市内のような鋭角な言葉使いじゃないですね。

というようなことを思いつつ、芦北には来たものの、釣場情報なんで皆無だし、相変わらずの冒険釣り道中な井上道場釣り倶楽部（笑）

てんぐや釣具店の店員さんの釣り場情報を聞きつつも、よくわからなかったりして、でも、まぁ、とりあえず海の方まで行ってみようと動き出します。

色々と試行錯誤して、着いた場所は堤防のある港。
潮は引いています（笑）

既に釣りをしている釣り人がいたので情報収集したところ、その釣り人がいる堤防だと干潮でも棚は5メートルはあるとのこと。雰囲気的に「なんか海毛虫いなさそう」と、ここで釣ることに決定しました。

あいかわらず、適当です（笑）
釣りが出来れば、それでいい！

とりあえず仕掛けの準備です。
前回の釣り時に忘れた電気ウキを試すつもりでしたが、ご覧の通り夜は明けています（笑）

すっかり朝だね。
今日は日焼けするかも。

などと言いつつ仕掛けを作る井上雄一朗であります。

ホントはセイゴ釣りが目的でしたが、河口付近のポイントじゃないところに来てしまったので、まぁ、なんでもいいやという釣りになっています。

ウキ釣りの仕掛けでまず勝負。

すると、竿を投げてすぐに井上雄一朗がフィッシュ・オン！
たいうおみたいな魚をゲット。

「ここ、魚いますよ」とご満悦な井上雄一朗。

なんらかの魚がかかれば、俄然モチベーションは上がるわけで、最初からアタリがあったので、怪しすぎる顔全開な井上雄一朗であります。

着いたときは干潮時だったのですが、どんどん潮が満ちてきます。
堤防の上に場所を移し釣り出します。

棚がわからないので、ウキの位置を変えつつ棚をあわせる。
今度は私がヒットしだし、堤防でのウキ釣りでアタリのない井上雄一朗は投げ釣りに変更。

そして、海毛虫！

やっぱり！

海毛虫以外にも釣っているわけでグチ（イシモチ）も釣っています（笑）

投げてすぐに来たので「ああ、投げてすぐなのでグチですよ、グチ」と言う井上雄一朗。
釣り上げると、まさしくグチ。

グチ（イシモチ）は美味しい魚です。
「これ、バター焼きすると旨いですよ」と言う井上雄一朗。

帰ってバター焼きにしました。
井上雄一朗が自分で作るイシモチのバター焼き。
これは、別の記事で紹介します。

旨いから、旨いですからと誰彼となく食べさせていました（笑）

色々釣って、ある程度の時間楽しんで、釣果もほどほどで、遊びの釣りならこんなもんだろうという感じで、ちょっと疲れたかなぁと堤防に背をかけて休んでいました。

井上雄一朗も投げ竿を堤防に立てたまま休憩。

そこで、事件ですよ（笑）

私の横に投げ釣りはあったのですが、倒れる音がしました。
とても風が強かったので、風でバランスを崩したかなぁと思っていて、でもそういうことはあなりないので珍しいなぁと思って横を見ると竿がありません（笑）

あ、あ、あれ～？

全員一斉に立ち上がり沖を見ます。

すると、まるで映画のように竿が沖の方へスーッと流されています。
波で流されているんじゃなくて、ヒットした魚が竿を沖まで引っ張っているわけです。

こんなの初めて見た～！

全員驚愕。
近くの釣り人もビックリです。

もう映画のようでした。引っ張られて海中に落ちた竿が、スーッと何かの力で沖に引っ張られているんですよ。

ジョーズかよ！

竿とリール勿体ないなぁ。泳ぐかなぁ、と悩んでいた井上雄一朗ですが、とりあえず、近くの釣り人が流される竿を自分の仕掛けで引っかけてくれようとしていたので、こちらもルアーを取り出して準備します。

その様子は動画にあります（笑）

流される竿を見つつ苦笑いな井上雄一朗。
そして、竿を取ってくれようとする釣り人に近づく井上雄一朗。
そして、流される竿（笑）

■流される釣り竿（音声はありません）

動画では、既に竿の動きは止まっていますが、ここまで流れるまでが面白かったです。
まるで意志のある竿みたいでした。

そして一番凄かったのが、この流れた竿を取ってくれた釣り人。
この釣り師が一番凄かったです。

最初の仕掛けでうまくいかないとわかると、ささっと仕掛けを交換し（凄いスピードで交換）、的確なショットで流れている竿にヒットです。
もう笑うくらいに凄い腕でした。

この釣り師のおかげで竿は戻ってきたわけですが、大変ありがとうございました。
下の動画は、戻ってきた竿を取るために海にじゃぶじゃぶと入る井上雄一朗です。

■釣り竿を取り戻す（音声はありません）

この釣り人が竿を引っかけた時に「まだ魚付いてますよ」と叫んだのですが、凄いしなりなんですよ、竿が。どんだけの大物がかかったんだろうと思いましたが、井上雄一朗が海中で竿を掴むと「まだいます！」と。

全員興味津々でしたが、最後にライン切れです。

あああああああ！

と落胆する井上雄一朗。
でも、仕掛けが弱いので、釣り上げるのは無理だろうと思っていた井上雄一朗でありました。

釣り人も「どんな魚か楽しみだったんですけどねぇ」と（笑）

逃した魚は大きいわけで、逆にバラしたから色々な妄想が膨らむわけです。

現実的な話、もしかしたらエイだったかもしれません。
でも、凄い大物だったかもしれない（笑）

そんな事件のあった芦北の釣り。

今回は夜じゃなかったのでカップヌードルは用意していたけど食べませんでした。
そのかわり、同行した方が作ってくれた「豚汁」を堤防で食べました。
たいへんおいしゅうございました。あと、おにぎりも。

適当に釣った釣果はこんな感じ。
海毛虫もじゃんじゃん釣れるし、おまけに海中で泳ぐ海毛虫まで見ることができました。

これで終わりと思いきや、熊本に戻る途中で、かつて井上雄一朗が50センチの大物ブラックバスを釣り上げた溜め池に寄りました（笑）

松橋です。
旧松橋運転免許センターの裏。

笹尾溜め池ですね。
水が少なくて往年の姿はないですが、ここで大物を釣った井上雄一朗。

変わり果てた笹尾溜め池を見つめる井上雄一朗。
往時を思い出しているのでしょうか？

ちなみに上下の服が変わっていますが、芦北で海に入ったので着替えています（笑）
もちろん、上下とも私のもの！

下の赤丸のポイントでブラックバスを釣り上げたそうです。
昔は、ここまで水があった。

どうみてもバスや他の魚もいなさそうでしたが、ちょっと釣ってみましょうと軽くワームを使って竿を振ってみました。
いきなり私にアタリがあり「おい、いるぞ！」と俄然ヒートアップする二人。

もう夕方だったのですが、暗くなるまで釣りました。
投げては巻き、投げては巻きの繰り返しでしたが、最後の最後に井上雄一朗フィッシュ・オン！

ワームに食らいついた獲物がジャンプするは、驚いたブルーギルが飛び跳ねるはで迫力あるフィッシング。
まるでテレビの釣り番組みたい（笑）

バスなのか？
と思いつつ見守っていましたが、最後の最後でバラしてしまいました。

とても残念。

バラす直前の井上雄一朗です。
暗くてわからないですが、赤丸の中にいます。

私にアタリがあったポイントと同じだったので、同じ魚だったと思いますが、バスかどうかは確認できませんでした。
鯉かも知れない・・・
でも、ワームで鯉って珍しいので、これはこれで面白いなぁと。

後日、再チャレンジだなと。

そんなこんなな日曜日でした。
二人とも、日焼けが凄いですよ（笑）

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公開日：2007年10月01日 月曜日 16:07
更新日：2011年6月06日 月曜日 02:43