かつ美食堂で馬刺しを食う!の巻

今日は久しぶりに午後からお天道様が拝めましたね。太陽の光がこんなにも懐かしいとは!
雨、雨、雨ばかりなここ最近でしたが、やはりこの季節に燦々と輝く太陽の光はいいですね。暑いんですけど。

でも、台風4号が近づいているんですよね。土曜日くらいに接近するので、代継橋道場の稽古は微妙かもしれませんね。どういうルートで台風4号が九州に接近するのか、ウォッチしなければなりません。

そんなこんなで7月9日(月)の記事「熊本城と水前寺公園に行く!の巻」の続きです。雨の熊本城と水前寺公園をそれなりに堪能し、熊本でしか食べられないもの、っつうわけで「かつ美食堂」へ。馬ホルモンと新鮮な馬刺しを食べようってことで(かつ美の馬ホルモンについては過去記事「かつ美食堂でホルモンを食べる!の巻」を参照)。

かつ美食堂の馬刺し!
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馬刺しは美味い!

神戸からから親戚は親子で、おばさんの方は馬刺しなども食べたことあったのですが、娘の方は馬肉を食べたことすらなくて、馬ホルモンや馬刺しやレバー刺しにどんなリアクションをするかなぁと思っていましたが、「おいしい!おいしい!」とパクパク食べていました。

熊本ならではの食べ物を!という大義名分で「かつ美食堂」に来たわけですが、もちろん私らも食べたかったわけで、いつもはホルモンは食べるのですが馬刺しなどは店内では食べないわけで、やっぱ美味いよな、と(笑)

かつ美食堂の馬刺し系メニューは、馬刺し、レバー刺し、心臓刺しの3つ。これを全部注文して食したわけですが、馬刺し系は鮮度が命!特に馬レバー刺しなどは、新鮮であればあるほど旨味はあるわけで、コリコリとした歯ごたえ、噛みしめると口に広がる甘み、これは新鮮なレバー刺しじゃないと味わえない味。

居酒屋や小料理やなどでレバー刺しを注文して、柔らかかったりして魚の刺身みたいな歯ごたえなやつは、それは鮮度が悪いやつです。鮮度がいいとコリコリとした食感と奥歯でかみしめた瞬間に広がる甘みと滋味があります。

その食感と味で鮮度を確認すべし!

かつ美食堂のレバー刺しや心臓刺しは、もう鮮度抜群!
うめぇ!ってなります。

ビールが欲しいところなのですが、私は運転手なので我慢我慢・・・

左馬心臓刺し、右馬レバー刺し
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画像にも馬ホルモン煮込み写ってますね。
ホルモンニンニク炒めも注文して、その塩味も堪能しました。
これも、美味い!

と、ここまでなら普通のグルメ日記。
「かつ美食堂」はメジャーなので、色々なサイトやブログで紹介されていますが、ここは井上道場Tips。そういうサイトにはないネタを書いてナンボなブログ(笑)

また「かつ美食堂」に関する古い話題などを書いてみる。
40年以上も前の話。おそらく50年近く前じゃないでしょうか。

まだ「かつ美食堂」ができる前。「かつ美食堂」の女将が自転車!で馬肉を販売していた頃の話。

その頃は、「ホルモン」なんて熊本では言ってなかったそうです。少なくとも地元では。
では、なんと言っていたのか?

「なかみ」と言っていたそうです。
どんな漢字を書くのかわからないのですが、恐らく「中身」じゃないかと思います。

馬刺しと「なかみ」を自転車で販売していた「かつ美食堂」の女将なんですが、その「なかみ」をよく購入していたのが、私の祖父。母方の祖父。もう随分と前に永眠したのですが、年齢は昭和天皇と同じ歳。

母曰く、ハイカラな人だったらしく、当時も「なかみ」を購入して自分で調理していたそうです。
どういう調理方法かというと、現在と違ってある程度加工された肉(なかみ)ではないので、購入後塩で揉みます。揉んで揉んで、その塩もみした「なかみ」を煮込んだり、焼いたりして食べていたそうです。

「なかみ」はホルモン(腸)のことなんですが、今みたいに切ってない繋がったままのやつ(笑)
いま売ってないっつう話ですよ(笑)

それら祖父が調理する「なかみ」料理は、母曰く「うまい!」ものだったそうです。そりゃそうだろうなぁ。
当時と同じ「なかみ」があれば、母は作れると言っていました。あれば、の話ですが(笑)

そんな大昔から「かつ美」(かつ美食堂の女将の名前)の馬刺しやなかみは新鮮で美味かったということを書きたかったわけで、私が物心ついた頃には「かつ美食堂」はあったわけですが、そりゃ美味くて当然だな、と。

熊本では盆や正月に馬刺しなどがご馳走として出ますけど、うちは「かつ美」の女将に吟味してもらった馬刺しをよく購入していました。

馬刺しは赤身が旨いのよ、とは「かつ美」の女将の言葉だったはず。

霜降りという、サシが入ったマグロのトロや松阪牛みたいな馬刺しがありますが、本当に美味いのは赤身。この赤身を噛みしめるときに広がる滋味と馬独特の味こそが熊本の味と思います。

ってなわけで、馬刺しを食べる時は「赤身」を食べましょう。

今度は「かつ美食堂」で焼肉を食べたいと思います。
武蔵ヶ丘道場の池辺さんと一緒に(笑)

ちなみに、昨日は久々に「しゃぶしゃぶショー」を開催(笑)
その話は、次回の講釈で・・・

<関連記事>
■2007.08.12 かつ美食堂はお盆も営業中!
(地図情報や基礎情報は上の記事で詳細に記載してます)
■2007.06.25 かつ美食堂でホルモンを食べる!の巻


かつ美食堂で馬刺しを食う!の巻” へのコメントが 3 点あります

  1. 生まれて此の方、私は馬の肉を食べた事がありません。
    九州物産展でも馬刺し、パックで売っていましたが、買う勇気がなくて、見るだけにしました(*^-^*)

    で、馬は馬でも油の方を買いました。「馬油」。これはやけどや肌荒れにいいので、我が家の薬箱にも以前あったのですよね。

    改めて効能書きを読むと、やけど・切り傷・アトピー・湿疹・虫刺され・しもやけ・水虫・あかぎれ・・・と皮膚の炎症にいいかと思えば、
    肩こり・筋肉痛・打撲・・・と痛みにも効くらしい。もう、これでもかっ!というぐらい書いてありました( ̄ー ̄)   がまの油より凄い!

    その中で「便秘」の文字も!(゜ロ゜)ギョェ
    「おへその両側と手首に塗る」と書いてありました。   マジ!?

  2. 押忍今日の給食は、なんとも豪華な沖縄料理でした。メニューは、豚の角に(ラフティ)でした。あと、ゴーヤのツナアエでした。 
    夏休みになったら、戸島道場に、稽古に行くと思います。その時は、よろしくおねがいします。 押忍

  3. >じゃじゃまる 様

    「馬油」は有名ですね。万能薬として(笑)
    私も火傷したら「油塗っとけ!」とよく言われましたよ。
    もちろん、馬の油のこと。

    この間永眠した祖母秘蔵の「馬油」があって、小さい頃に火傷すると、よく塗って貰っていたなぁと思い出しました。

    火傷した箇所に塗っていましたが、その他の場合はわからないです。

    馬刺しは、是非食べてみてください。
    美味いと思うか、思わないかの二者択一しかないですから(笑)

    熊本では牛肉より高いですよ。
    いい馬肉は。

    >ユウスケ

    ユウスケ給食シリーズも好調のようですね。
    沖縄料理!
    これまた凄いですね、昨今の給食は。

    戸島教室に来る場合は、ベープマット持参した方がいいかもよ(笑)
    8月とかだと、私の記憶が正しければ、カブトムシやクワガタが飛んでくるかも。

    随分と昔の記憶だけれども、昔は、あの辺は、飛んできてたのよ。明かりに向かって。

    土曜には台風がそれることを祈ろう。
    直撃コースだと、稽古どころじゃないもんね。

    昨日は、しゃぶしゃぶ食べたよ。
    腹いっぱい。
    最後の仕上げは、ラーメンを入れてつけ麺。

    今日もラーメン食べたんだけど、昨日もラーメンでよ、一昨日もラーメンでしょ。

    もうラーメンばっか!

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