全国的にぐずついたお天気みたいですが、寒さに追い打ちを掛けるような雨だったりして、季節は、確実に師走に向かっていますねぇ。
なんと!今週末は12月に入っちゃいます。
今年も1ヶ月と少しになりました。そんな季節の11月24日は土曜日で代継橋道場の練習日。
忘年会の案内や年末年始スケジュール表など持っていきましたが、そういう時期になったんだなぁと実感。
そんなこんなで、
少年部クラスは、ラントレーニングから始まり、体が温まったところで基礎練習になります。
空手には「基本」と呼ばれる基礎練習ありますが、それではなく「移動」と呼ばれる動きながら基礎動作をする方。
「基本」にしろ「移動」にしろ、これ、「型」を分解して作られたモノで、いきなり「型」の動作をやっても難しいので、「型」のポピュラーな動きを「移動」という形態にし、その「移動」を行うために、さらに動かないでその場での動作反復練習として「基本」が作られました。
なので、全部つながっています。
つうか、「型」を分解したのが「移動」、「移動」を分解したのが「基本」なので、逆に考えると、基本ができれば最終的には型までいけます。
大昔の優秀な大学生たちが試行錯誤しながら、昔の大学生ですから優秀な人ばっかりですから、作ったもの。
ということは過去記事に書いていて、
近代空手でも、基本的には、この段階別練習体系を踏襲しています。
鍛錬用のものから、競技スタイルにあった形のものまでパターンは色々発達してきていますが、方程式を解くには、掛け算割り算を知っておかなければならず、掛け算割り算を理解するためには、足し算引き算を知っておかなければならず、足し算引き算出来るためには、数字を知らなきゃいけない、
つう例えで理解できると思います。
基本の大事さについては。
井上道場では、どちらかというと、こういう伝統的な、トラディッショナルな練習をメインに行うので、みっちりむっちりとやるわけです。
これがまた地味で単調なことの繰り返しなわけで、色々と工夫はしますが、もうこの時点で既に、
自分との戦いなわけで(笑)
小さい子や初級者は正確性よりも、思いっきり全力でやる。
ある程度スキルのある者は、より正確に、かつ、負荷がかかるようにやる。
そんな練習中、井上雄一朗は個別に指導したりする。
手技(しゅぎ)と呼ばれる手技(てわざ)の攻撃技、受け技から蹴り技まで、基本的な動作を移動しながら練習します。
蹴り技は「前蹴上げ」です。
この「前蹴上げ」というストレッチを兼ねた、蹴り技の基本は膝蹴りになるかと思いますが(膝蹴りの動作からは、ほぼ全ての蹴り技に変化できるので)、バランス、筋力(体幹)、柔軟性を鍛える、蹴り技のための基本の基本になるかと思います。
それを延々やるわけです。
あ、
なんか、ジュンヤがメインっぽくなってる。
これしか画像なかったから仕方ないけど、
なんかムカツク(笑)
デ、
この「前蹴上げ」の移動練習を、全員でみっちりむっちりとやったあと、個別にやりました。
列単位でやって、動作がOKなら小休止という緊張感の中で、
もうみんなボロボロ(笑)
そんな中、
コジローは、兄リュウノスケとアラシと同じ列でやります。
まず、
構えた時点でアラシ脱落(笑)
なので、リュウノスケとコジロー二人でやります。
コジローがですねぇ、
リュウノスケをガン見して、まぁ、真似るために「見ること」はとても大事で、
見たあと、それを再現しようとするコジローなので全然問題ないんですが、
リュウノスケに近すぎ!
もうリュウノスケに引っ付くかと思いましたが、
コジローは「空間認識」はそれなりにあります。
いつもはないんですが、この「前蹴上げ」演習中には、
「ちゃんとやらんといかんようだ」
なオーラ全開で、
パッとステップしてリュウノスケとの距離を空けました。
こういうとこは凄いよね。
ダイヤなんて六年生になっても「空間認識」できんかったし(笑)
そんで、
リュウノスケのおかげで、なんとかOKになったのですが、後方に戻る時に、なぜかカメラ目線でした。
まるで、
「ふぅ~危ないところだったゼ」
と言わんばかりの表情(笑)
そんな、
この日の基礎練習風景を見てみる。
動画の最後にヘッドガードをしたコジローがいますが、少年部クラス練習後半は、前半の基礎練習とはうって変わって、応用練習の対人練習をやったからです。
受け返しから組手練習まで行いました。
そのネタまで書くと長くなるので、それに一般部クラスと連続していたりするので、
そんな対人練習ネタは次回の講釈で!
コジロー災難だったよな(笑)
ってなことで。