春の予感

毎日寒い日が続き、小学校の体育館などを利用している道場だと、もう冷凍庫の中にいるようなもので、走ろうが歩こうが、ダッシュしようがジャンプしようが、アレをしようがコレをしようが、体を止めた瞬間に凍えます。

いや、誇張でもなんでもなくて、稽古で、それも冬用にアレンジした体を暖めることを主眼とした稽古をしても、小休止などで動きを止めた途端、瞬間ですよ、汗は引き、筋肉は強張り、寒さが全身を包みます。

なので、息が上がっているのを整える小休止ではありますが、ストレッチをしたりと、絶えず体を動かしていなければならない。

体育館は天井が高いですからねぇ、もう大人数で運動して温度を上げても、エアコンじゃないんで、体育館内の温度に変化を与えることができません(笑)

そんな、寒い寒い冬の稽古について、あれこれと書こうかな、なんて思っていたのですが、昨晩から、その強烈な寒さが影を潜めてきましたね。

風は冷たいのですが、あの刺すような冷たさではなく、どことなく温もりのある風で、経験則として知っているのですが、この風は「春の訪れを告げる風」の一種に違いないな、と。

春の予感がする風なのです。
続きを読む

臑サポーターとレッグガードの話

臑サポーターとレッグガード空手という武道、武術、格闘技、スポーツ、運動、どんな形容詞を付けてもいいですが、空手というのは、身に寸鉄も帯びず、徒手空拳で行うもの、というのが普遍的かつ一般的なイメージだと思います。

これは、これで間違いではないですね。
身に何も付けないで、素手素足だけで行う。

しかしながら、実際に相手を殴り、蹴る以上、現代では試合という競技であれ稽古という名の練習であれ、そこには「安全性」が求められます。

競技技術の向上という観点からみても、安全性を担保した練習体系は、そうでない場合と比較した場合、著しい差があります。

これは、安全性を考慮しない場合、怪我等で競技技術の向上が妨げられるという点があるからです。簡単にいうと、ローキック(下段回し蹴り)の受け返しを生足でやった場合、「受ける」という技術を会得する前に臑(すね)を痛めて、「受ける」という技術を身につけるまで時間がかかる、ということです。臑を痛めるため、正しい受け方ができないって話です。

なんか、真面目な話になってきましたね(笑)

そんな、空手における「安全性の担保」、すなわち、一般的に「防具」と呼ばれる道具についてのお話です。

とても長い長い記事ですよ(笑)
続きを読む

久々の、サウナ!の巻

ご存じの方も多いと思いますが、わたし、この一週間寝込んでいました。はい。

先週の水曜日までは稽古に出ていて、その時点で既にやばかったのですが、「まぁ、大丈夫だろう」と思っていたら全然大丈夫じゃありませんでした(笑)

年輪を重ねて、何が変化したかというと、体力的なことは勿論ですが「回復力」、これが一番きます。

「きます」とは、つまり、「衰える」ということであります。
続きを読む