闘いすんで日が暮れて2 – 2008クリスマスカップ全九州大会

開会式が終わると、試合開始です。どこそこで接戦熱戦が繰り広げられます。

試合開始

今大会は、あまり井上道場生の試合を見ていません。担当したコートの試合は存分に見ましたが(笑)

そんな中、唯一ダイヤの試合だけはセコンドに付くことが出来ました。

初戦と思っていたら、違ったのね。てっきり初戦と思ってたよダイヤ。

ダイヤ

後ろにまわるとダイヤの体が隠れちゃうくらい大きな相手に善戦。

いや~あのダイヤがあんな大きな相手に善戦しているとは!

とは思わなく、どんな相手でも負けるときは僅差だろうな、と思っていた通りでした。

試合後「すいませんでした」とうなだれるダイヤに「なに言ってるんだ。練習したことを全部出し切っていたじゃないかダイヤ。立派だったぞ。あれでいいんだよ。よくやった」と声をかけました。

ダイヤは元々、相手が誰であれ、全力で向かい、全力で散る見事な戦いをする子でしたが、萎えることなく、全部出し切るいつものダイヤだったので、これでいいんだよ、と。

井上雄一朗も「ダイヤは強くなった。あれでいい」と言っていました。

相手に負けることなんて、たいしたことじゃなく、自分に負けないことが大事なこと、とそういう意味かと。

去年の今頃とは、ある意味別人なダイヤ(笑)

少年部の空手はスポーツなので、これで十分だと思います。

空手(フルコンタクト空手ですが)をオリンピック競技に!なんて声を聞きますが、これは有り得ない話です。理由は詳しく書くと色々あるのですが、よしんば検討されて参考競技としてオリンピックに採用されるとしても、大人でも今の少年部のようにサポーターやヘッドガードをし、かつ胴当てまでして、完璧なプロテクターを付けての試合になります。

テコンドーみたいに。

オリンピックに「武道」やら「実戦」やらは無縁なのです(笑)

安全性が第一に求められます。礼儀などはスポーツマンシップで十分です。フェア精神ですね。正々堂々という意味。

マ、ドーピングなんか普通にある世界ですが(笑)

なので、仮に採用されるとしたら限りなく少年部のキッズ空手に近い形態にならざる得ません。一般部の大会形式では、絶対に、絶対にですよ、オリンピック競技になんてならないです。

それに、オリンピック競技になるには、色々な条件があって、これが厳しい条件だったりするのですよ。知らない人多いですが、知ると「へぇ」ってなっちゃいます。そして「フルコンタクト空手は、無理」と素直に思います(笑)

ちなみに、次回夏季オリンピックはロンドン五輪ですが、ここで参考競技として、オリンピック競技として採用するかしないか検討する競技があります。北京オリンピックで廃止された「野球」や「ソフトボール」の他に「空手」というものがあって、「空手?」とビックリしましたが、それは、フルコンタクトじゃない空手の方(笑)

おそらく参考競技のままかな、と思っています。テコンドーありますからね。もう政治の世界です。はい。

「武道」という面は、例えば大会でいうならば、下足を並べているとか、試合態度であるとか、そういう面になるかと思うので(求められているものは)、もう「躾け」ですね(笑)

空手道場で学ぶ事じゃないだろう!とか思いますが、今はそういう時代かも。

大会見ているとよくわかるはずです(笑)

「ああ、これはダメだ」って思う瞬間たくさんなはず!

再び閑話休題。
試合も決勝戦を残し終了。

決勝まで休憩時間です。

今大会に出場した井上道場生が集合し、井上雄一朗からお話。

よく見ておきなさい

勝った負けたの話ではなく、「よく見ておきなさい」というお話。

「よく見る」

そして何を思い、何を感じ、どんな行動をするか。低学年には難しいかもですが、「見て学ぶ」ということはとても大切なこと。

山本五十六の「やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かず」って言葉もありますが、まずは「見る」ことを学ぶ。

ショウタ!お前のことだ!

とは言わないから(笑)

みんなに対してのお話です。

あれ?でも画像をよく見ると、そんな話をしている井上雄一朗すら見ていないやつがいるなぁ・・・

リュウトかよ!

リュウトかよ!

あ、でも後ろに立っているハリウッドスターも見てないから・・・

そんなこんなで決勝戦も終わり、決勝戦はさすがに熱戦で、もう接戦につぐ接戦で、強い選手ばかりの戦いでした。

中学生重量級男子が最後の決勝戦で、それが終わると表彰式です。

ダイヤとショウタの末弟ユウガが、年長の部で入賞。

昨年は女子のみ入賞だったことを思うと、男子では年長のユウガが初陣でよくわからないまま八面六臂の活躍。

「準決勝では誰に負けたの?」と聞くと「16番」とのこと。

「16番?あ、ゼッケン番号ね」と納得。

岩永館長率いる誠武館の選手で年長の部で優勝した選手。

決勝戦を見ましたが「ああ、ユウガ、誠武館のあの選手ね。ユウガじゃ無理。よく頑張ったよ」と。

「でも次はもうひとつ勝とう」とも。

表彰式です。

ユウガは3位だったので、井上雄一朗が表彰状を授与。

ユウガ 次も頑張ろう

大会はトーナメントなので、この結果は今日一日のもの。なので、今日だけはユウガの鼻が高くなってもいいけれど、明日になればぶった切る(笑)

明日大会があって、準決勝で負けた相手と一回戦で対戦なら、いちこけと同じ。それがトーナメント。

よしんば優勝していたとしても、対戦していない相手と戦ったら、勝てるという根拠はないわけで、トーナメントの場合、その結果が有効なのはその日一日だけ。

と、私は先生に言われました(笑)

なので、ユウガは今日一日だけはダイヤやショウタに対して鼻高々でいいですが、もう今日も終わりなので、また日常に戻るだけ。

そして、今日一日はユウガの日なので、ユウガを中心に記念撮影だ!との井上雄一朗の声で記念撮影(笑)

ユウガ以外全員正座(笑)

あ、画像小さくてわからないと思いますが、撮影時に「はい、こっち見て」と大声で言ったにもかかわらず、全然違うとこを見ているやつがいる。

リュウトかよ!

エムですらカメラ目線なのに(笑)

これまた画像が小さくてよくわからないのですが、一番いい表情で写っているのはユウガの長兄であるダイヤだったりします。

なぜダイヤが(笑)

そしてユウガの真後ろに一人いて、全然写っていないのですが、これが誰だかわかりません(笑)

タイガかなぁ・・・でもハヤトはいないしなぁ・・・誰だろう?

そんなこんなでクリスマスカップも終了。

ユウスケ、ダイヤな小六男子は練習の成果がみえたので、よくやりました。結果は結果として次につなげればいいです。この大会が全てじゃなく、大会は日頃の練習の成果を確認する場なので、ステップアップする足がかりになれば十分です。

トキは必殺飛び道具をだしちゃいましたが、次は狙って(笑)

じゃなく、普段通りを心がけていきましょう。先は長いです。

女子は・・・見ていないのでわかりません。が、帰りにハリウッドスターは「光ちゃんもエムちゃんもよかったですぅ」と言ってました。

でもハリウッドスターが言ったことなので、スルーしていたというのは内緒です。

ケイゴはこれからこれから。たっくんが控えているので頑張ろう。

勝つことは尊いが、より尊いのは不断に勝つ努力をすることである

日々の練習が大会よりも大事なので、今年もあと少しですが頑張ってきましょう!

そして、来年も。

最後に、クリスマスカップ運営スタッフ及び秋岡塾関係者のみなさま、各道場のみなさま、出場全選手、お疲れ様でした。

少しはやいですが、ハッピークリスマス!メリークリスマス!

会場を出ると、すっかり日が暮れていました。

あ、金峰山の方は、少し夕焼け!

<おまけ>
今回だけ。

ユウガ!

5月の入門時に「喘息の発作が出たら、クスリを使ってもいいですか」と言っていたユウガです。

ウソみたい(笑)

<関連記事>
2007.12.16 第4回クリスマスカップフルコンタクト空手道選手権大会


闘いすんで日が暮れて2 – 2008クリスマスカップ全九州大会” へのコメントが 4 点あります

  1. おすっ!
    みなさん、応援ありがとうございました!
    (負けてしまいましたが・・・)次は絶対勝ちます!(>.

  2. 押忍!
    昨日のクリスマスカップでは、審判・プレゼンター等、本当に井上道場の皆様にはお世話になりました。
    そして、出場してくれた道場生のみなさんお疲れ様でした。
    今年は、真の勝者が1名出ましたねo(~-~)o

    S先輩!!審判用資料のお褒めの言葉を頂きありがとうございます。
    いや~、先輩のブログを拝見して『なるほど!』と思いスタッフ用と同時に審判用も作っちゃいました。
    でも、大会運営側としてご指摘うれしかったです。ちょっとした事で大会が、より良い方へ進むのであれば幸いですからね。

    でも、S先輩の期待を裏切り『もしかして、秋岡って出来る男?』と思わせちゃいましたか(笑)

    まずは、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。  押忍

  3. >井上道場鹿児島 様

    ご声援ありがとうござました。

    >ひかり

    基本だな、基本。
    軸を作って力を全部相手に向けよう。

    と、2年前から言われているはず(笑)

    次も頑張ろう!

    >秋岡塾長 様

    大会お疲れ様でした。

    大会運営は理想と現実ではないですが、色々なしがらみがあり、わかっていても出来ない事もあるかと思います。

    回を重ねる毎に大会内容やレベルが上がるのと同様、運営側もそういう姿勢であるということが実感でき素晴らしいことだな、の一言です。

    でも、色々配慮して書けなかったこともあるので、これは、マ、個別にでも(笑)

    運営スタッフ含め秋岡塾のみなさな、本当にお疲れ様でした。

    押忍

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